どこにいたの ここにいるの

エアコンの効いた室内で働くわたしが炎天下で毎日働くお父さんの事を考えるとき心臓の鼓動が早くなる わたしの大切なおとうさん

実家にしばらく帰っていない 大好きなおじいちゃんやおばあちゃんの事を想うと胸がぎゅっと熱くなる

泣き虫の妹や頑張り屋のお姉ちゃんのこと

 

みんなにもあるのかなわたしにとってのボイジャーや52ヘルツの鯨のような

 

習慣になった眠る前に頭の中で作る遺書 水の中にいるような苦しさで毎日毎日思うこと 祈ったって願ったって何を犠牲にしたってもう二度と会えなくなるよ 触れなくなる 何にもなくなっちゃうこと 体温も匂いもおはようもごめんねも

 

どうかもう誰にも死んだりしないでほしい ずっと生きていてほしいだってわたしはもう誰も失いたくはないから できることをしようって後悔しないようにと決めたのに