守ってあげたいとか 優しくしてあげたいとか 傷つけたくないとか 愛されたくない 愛したい そういうの 

 

ずっとずっと待っていた言葉を 違う人からもらった もっとあたたかくて やわらかくて なみだがでるようなものだと思ってた 

 

右手はもう光らない 小さな金属はあっけなく消えた さようなら 振る指は3g軽かった

 

 あの日の風をゼリーにしていつかもう一度届けたいってずっと思っていたの 水色の風 つま先の形 路地裏の灰皿も

 

会いたかった 暗い部屋で声に出す 涙が止まらなくなる あなたはどこにもいないのに わたしがここにいることの不思議 ずいぶん歩いてきたけれど どこに向かっていたんだっけな すごくすごく会いたかった 

 

ずっと選んできた 諦めたり覚悟したり でも本当は 選ばれるのを待っていた