25

 

1年なんてあっという間いつも忘れないでいようと思うのに振り返れば浮かぶのは断片的な映像ばかり大切なことは何も覚えていないような気がする


1人でも生きていけるように そう思って生きてきたわたしはもう1人では生きていけない きっと今までもずっとそうだった そんなこと今になって本当にわかった


誰かの天使になりたかった 天使にはもうなれない ならなくてもいいと思った救いたい救ってほしいそんなことはもういい救済?それよりもっと大切なことがもっと近くにあったずっと


思い浮かべるだけでこころの一番柔らかな場所があたたかく光る愛しいひと

誰よりも幸せになって欲しいと願える陽だまりの友人悲しみを乗り越えて信じてきた大切な家族


誰の気持ちも介さずに良いと思えるものを大切に静かであたたかな場所で生きていきたい遠回りしながら優しさを拾って溢れた愛を逃さずに愛を惜しまずに光っていたい