小指で巻きとって


春の雨 これが本当の春雨なのだ 風が体に巻き付くようで生暖かい 春の足音がする 音楽が体から零れていく 透けてしまう なにもかも

 

「今日から自分が変われるかもしれないって思ったのに。もう死んだみたいに生きなくてもいいって思ったのに」 というセリフが頭を巡回して 全てが狂っているように感じる日々で愛が見えない 優しさを積み重ねてもなんにも残らないとか思っちゃう

 

お姉ちゃんと妹の夢ばかり見る 会いたい人に会えなくてなんのための人生だろう 思い出すだけで涙が出るほど大切な素晴らしい姉とちいさな妹 笑っているかな 眠れているかな 2人が幸せなら私なんてどうでもいいと、心から思う 取るに足らない私の全て あなたたちがとても好きです

 

どうしてだろう 大切な人がいなくなることばかりを考えてどうしようもなく悲しくなるのは いつか会えなくなる日が怖くて仕方がないのは もう誰もいなくならないでと夜になると決まって思うのは