足の先が冷たくなってもあなたが

 

大好きなおじいちゃんとおばあちゃん なのに雨を理由に会いに行くのをやめてしまった おじいちゃんの大きな手とかおばあちゃんの笑った顔とかいつか必ず触れなくなることを思えばこんなに苦しくなるのに

 

お父さんに強く言い過ぎてしまった こういう時いつもお父さんの寂しそうな笑顔を思い出す あの大きな背中でいつも肩車をしてくれたお父さんの みんなが幸せだった頃の記憶を一生懸命引っ張り出しても やっばり思うのはお父さんの計り知れない孤独と絶望 

 

後悔だけは嫌なのだ あの秋の夜もう絶対に誰も失いたくないと思ったあの日に私は決めたのに どんなにどんなに思っても戻ってこない温もりを絶対に後悔で終わらせないと ちゃんと伝えよう あなたがいたから生きてこれた 貰った愛の半分も返せないかもしれないけれど