体温36.7


世の中の常に大抵の場合わたしはついていけない、信じていたものが揺らいで消えた瞬間わたしはほんとうの意味でひとりぼっちになった。なにかを信じるならその世界で生きる覚悟が必要で、その覚悟もないわたしがいくら泣いたって助けてくれる人はいなかったんだ。何度も同じことを繰り返してすり減ってそれでも手を離すことができない、わたしの口から出る言葉はふわふわ宙を漂って誰にも届かないね。何をいっても無駄だとおもった、だけどわたしの指は光っていて、そんなことはたいして重要ではないと、何を信じるのかは自分で決められるんだってことを思い出したんだ。いつも私だけの場所があるから臆することはひとつもないからなにひとつわたしのものではなかったのだから、悲しくても悔しくても諦めたり失ったりしたくはないよ