結んでひらいて


ふたりが恐竜だったころ、玄関の海、あさ目覚めるといちばんに映ったもの!わたしは気づいていたのに、大事なものをボロボロと零しながら歩いてしまった。だけどそれぞれに振り返って考えてたくさん悩んだら、また新しいふたりで出会えたから、今際の際まで隣にいたいと思ったの。信じることも守ることも容易くはないけど、熱い首を思うだけで優しい気持ちになれるから寂しくなっても苦しくはならない。人は天涯孤独だと信じてきたけれど、ひとりじゃないと思うことも思わせることもできるのね。わたしはすごく嬉しくて、自由になった気がしたよ