37.5度


女は守られるべきだというけれど、私にも守りたいものがある。突然パッと綺麗に散れる感覚を全身に感じることがある、後悔なんてひとつもなくって今なら消えてしまってもいいと思う時。知らない方が良いことはそこらじゅうに有り得るよね、縛り付ける愛ばかり求めていたけれど結局のところ何一つ縛り付けておくことなんてできなかったでしょ、お互いが自由にしていても大丈夫だと思える関係が今の私には必要で、だからこそ彼の愛の前で胡座をかくような傲慢さを持っていてはいけないのだと強くおもう。今もこれからも陳腐で複雑なものはもう何にも欲しくないんだ。